胡子美由紀先生へのインタビュー【2】


胡子 美由紀(えびす みゆき)

 

広島市立早稲田中学校

 


インタビュー【1】に続き、【2】では、英語教師としてのご自身の取り組みや、中学校3年間学んだ生徒たちに伝えていきたいことをお伺いしました。

先生自身の英語力をキープ、向上させるためには?

学校の校務や生徒指導に時間は取られることも多いですが、すきま時間を使って、とにかく英語に浸るようにはしています。

例えば、車で移動中も英語のニュースを聞いたり、ポッドキャストで映画の台詞を聞いたりすると、映像のいい教材になったりもするので、意識的にシャドウイング(聞こえてきた英語を、そのまま英語で再現するトレーニング)したり、入浴中に洋書を読んだり。

やっぱり声に出す音読をしていると、口の周りが違いますし、ふと単語が口をついて出てきたり、そういう形で効果が実感できていますね。

でも一番は子どもたちにスピーキングからのライティングをかなりさせているので、それを読んで子どもたちがつまずいているところを掘り下げることで、また気付くことがあったり、表現を調べることで、自分の英語力も一緒に鍛えられているのかなと思います。

 

以前はALT(外国語指導助手)ととにかくコミュニケーションを取って、休日も家に招いて、とにかく話すことを意識して行っていましたが、今は広島にはALTがいないこともあり、帰国したALTや知っているネイティブにメールを送ってやり取りしたり、質問したり、日本人の先生にもメールでやり取りしたりしています。

 

英語教師として、3年間を通して生徒たちに伝えていきたいこと

中学校3年間を終えた子どもたちには英語はずっとそばに置いてねと言って送り出しています。

英語は教科の勉強と言うよりも言葉なので、いつでも自分が学ぼうと思えば学んでいくことができるし、中学校3年間で私と一緒に培うことができた力はキープしていこうと思えばキープできるし、さらにステップアップしていくことも可能です。

 

学校に行かなくても自分一人で学んでいけるので、映画を見たり、ラジオを聞くのでもいいので、何らかの形で英語に親しめるようになってほしいと思っています。英語はやっぱり日本語だけではゲットできない情報が得られるので、タイムリーに情報をキャッチできるようになりますし、東日本大震災の時も日本で流れていた情報と海外で流れていた情報ではどのような報道の違いがあったのか、温度差があったのかなど、私自身が英語で読んで分かった部分も大きかったので、実際そういう話も子どもたちにはしています。

 

日本にいて自分の国のことも大事にしながら、もっと視野を広げて、もっとグローバルな視点で活躍してほしいと思っているので、色々なことを英語で受信して、英語で発信する力を身に付けていってもらいたいんです。それが中学校3年間で培えなくても、その芽を育てていければ良いなと思っています。

 

(2015.7)

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※指導者・協力者等の所属は記事掲載時点のものです。